衣類や寝具はやっぱり綿製品が一番使いやすく肌触りも最高ですよね!
コットン100%や綿100%ってよく耳にしますよね。
なんとなく同じものな気がするけど、生産の段階で何かして表示や言葉が変わるのか?なんて思う人もいるかもしれません。何となくわかってるようだけど、コットンと綿の違いを自信をもってハッキリと言える人ってどれくらいいるでしょうか?
綿やコットン100%の製品って肌に優しくて、アクリルやポリエステル100%のものより、実際高価な衣類や寝具などに多く、コットンや綿には意外に無知かもしれません。
ここではコットンと綿は何が違うの?コットンや綿100%が良い理由、そしてオシャレなお店に行くと、目にしたことのある「オーガニックコットン」とは一体何?などをご解説していきたいと思います。
目次
コットンと綿の違いは?オーガニックコットンとは?綿100%が良い理由
「コットン」と「綿」の違いとは?
英語で「コットン」日本語で「綿」と呼び同じもの
同じ意味合いのコットンと綿ですが、コットン(綿)で作られている製品によっては、昔の名残なのかもしれませんが、表示や言い方が違う場合があります。
綿の糸を使用した生地や製品などには「コットン」と使われていることが多く、衣類や下着、洋服などには「綿」と表示されている場合が多いです。
同じ素材なのに製品によって言い方が違うようです。
コットン(綿)って何でできてるの?歴史とは
綿と人間は5000年以上も前から切っても切れない関係の食物繊維
綿の原産地は元々インドでしたが、そこから西へ伝わりイタリアやスペインを経由し、ヨーロッパに伝わったとされています。そして、日本に綿が広まっていったのは平安時代だと言われています。中国からの贈り物が綿の始まりのようです。
綿とは、きれいな花を咲かせた後に実ができ、その実の周りに繊維細胞ができます。それが熟すとコットンボールというものが出来上がります。
コットンボールを摘み取った後は、種と繊維にわけて紡績で製糸へ変化させて行きます。
綿は日本で多くの製品に利用されています。
衣類用などに使われる綿は40%以上とも言われており、綿は幅広く愛用されています。
コットン(綿)の良いところ
高い吸収性がある
コットン(綿)は吸水性に優れており、水分を吸収しても排出する働きがありますので、下着や衣類などに用いられています。コットン(綿)は通気性が良いので、汗をかいてもべとつきにくい。
静電気が起こりにくい素材
吸水性があり電気が溜まりにくい素材とされています。静電気の秋などの季節にコットン(綿)を着用すれば良いですね!
肌触りが優しい
コットン(綿)は繊維が繊細なため、肌に触れていても肌への負担が少ない。そのため、肌の弱い赤ちゃんやお年寄りにも安心して使うことのできる素材です。
洗濯しやすい素材
コットン(綿)は繊維が繊細でありながら、生地は強度があるので、繰り返しの着用や洗濯にもほつれたりせず耐えてくれます。
繊細な繊維という素材の特性から、洗剤が奥まで染みこみやすいので、汚れも落ちてキレイになります。
季節に合わせた使い方
吸水性に優れており、外に水分を放出する時には気化熱を奪ってしまうので、夏に汗をかくと汗を吸い取り涼しく感じることができます。
反対に冬のような寒い季節は、熱伝導率の低さで体温を下げにくくなり、身体を保温してくれるのです。
夏は涼しく、冬は暖かいなんて、コットン(綿)ってスゴイですよね!
体臭を抑えてくれる
吸水性があり排出する働きがあるので、吸収した汗は外に排出します。
熱がこもらずに蒸れにくいので、雑菌の繁殖を抑えてくれ臭い防止にもなってくれます。
コットンの悪いところ
他の素材より値段が高い
コットン(綿)は、天候の影響に受けやすいことから、相場が変動しやすいため価格が不安定です。
そのため価格が高騰することもあります。アクリルやポリエステルより高価な素材です。
シワになりやすい
コットン(綿)を使った生地は、強度があり破れにくいのですが、繊維レベルでみるとコットン(綿)は繊細で柔らかいので、水分を含むとシワになりやすいのです。
黄ばみやすい
コットン(綿)は吸水性がよいので、繊維の奥までしみ込んでしまう性質があります。そのため、色移りや黄ばみなどになりやすいのが難点でもあります。洗濯には気をつけたいところです。
オーガニックコットンって何?
オーガニックコットンってよく耳にするけど詳しくわかりませんよね
オーガニックコットンどんなコットンを指しているのでしょうか?
オーガニックコットンの印象って、価格はちょっと高くて肌に優しい製品という程度の認識ではないでしょうか?
実際にオーガニックコットンと一般的なコットンとの違いって、コットンを栽培する環境問題の違いであり、原料の段階では何一つ違いはありません。
コットンは世界各地で栽培されていますが、一般的なコットンを栽培する時には生育のため、化学物質を多く使用します。この化学物質の使用が、多くの生産者が健康被害に悩まされているようです。
オーガニックコットンは、栽培には化学物質を一切使用せずエネルギーの生産を抑えているので、二酸化炭素を削減する効果があるので、健康被害がほとんどないので今後普及されていきます。
そうしたことから、オーガニックコットンはコストがかかっていしまい、一般的なコットンよりも高価になってしまうのです。肌によく安心して使用できる綿となります。