ダウンジャケットの洗濯と撥水はニクワックス!
ダウンって軽くて暖かく撥水性もあり、冬にはホント使い勝手の良いアウターですよね。
ダウンを長く愛用するために定期的なメンテナンスが必要です。
1シーズン着用すると汚れと撥水が落ちてきます。
ダウンは安くはありませんので、キレイにして撥水も戻したいですよね。
かといってクリーニングなど業者に毎回依頼しても費用がかさみ不経済です。
どうしたら安く汚れを落として撥水ができるか?
答えは簡単!NIKWAX(ニクワックス)を使えばいいんです。
パタゴニアに限らず、ノースフェイスやモンベル他、多くの撥水生地で作られたダウン製品の汚れを落とし、撥水性も復活させる「洗剤」と「強力撥水剤」で有名なのが、NIKWAX(ニクワックス)なんです。
NIKWAX(ニクワックス)は洗剤で汚れを落とし、強力撥水剤で撥水します。
しかも価格はそれほど高価じゃなくクリーニングに出すよりも全然安い!
ニクワックス(NIKWAX)でダウンを洗濯して撥水する方法!パタゴニアやモンベルの汚れはとれた?をご紹介していきます。
ダウンジャケットの汚れや撥水したい人はぜひ参考にしてみてください!
目次
ニクワックス(NIKWAX)でダウンを洗濯して撥水する方法!パタゴニアやモンベルの汚れはとれた?
テックウォッシュ(洗濯用洗剤)で洗ってみた
ダウンなどの合成繊維や防水繊維に素晴らしい洗浄力!
今回はパタゴニアのダウンジャケット2着を「ニクワックス」で洗います。気になる箇所の汚れがあったので、今回は「手洗い」で洗ってみたいと思います。
ブルーのダウンジャケットは3年着てます。いつも汚れを気にしつつ早く洗いたいなと思いながら、今回やっと初めて洗うことができました。
汚れがきつくなる前に、1シーズンごとに洗うと汚れも落ちやすいのでキレイになります。
黄色のダウンジャケットは8年くらい経っております。
5年くらい普段着てから引退後は、屋外の倉庫やキャンプなどで汚れることを気にしないで着用していました。
黄色い方は汚れすぎてるので、NIKWAXでも落ちない汚れというのは知ってますが、またキャンプで使うので少しはキレイにしておこうと思い今回一応洗っておきます。
ダウンジャケットにシャワーをかける
効率化を図るため先にダウンにぬるま湯をかけて水分を吸収させておきます。そうすることにより、ホコリを取り除くことができたりダウンを浴槽につけやすくします。
汚れのひどいところに洗剤をつける
あと、ダウンジャケットを濡らす前に汚れている箇所を確認て覚えておきます。濡れてしまうと汚れがわかりにくくなるんです。
ダウンジャケットで汚れのキツイ箇所としては「首元」、「手首」、「ひじ」、「ウェスト周り」だと思います。毎日洗えるものじゃないので皮脂汚れが染みついているので、汚れのキツイ箇所には洗剤をつけておきます。
それぞれ300mlの洗剤と撥水剤で2000円以上しますので、汚れがそれほど落ちなかったという後悔がないように丁寧に揉んでおくといいです。
テックウォッシュを浴槽に入れる
テックウォッシュの裏面に1~2着洗うのに水20Lに対して本製品150mlと記載されています。ダウン1着でも水20L、本製品150mlなので水を何らかの形で測り浴槽にいれます。
2Lの水のペットボトルを10回入れるのもよいですし、バケツに水を入れて10L=10kgで体重計で測り2回入れるのもよいです。
テックウォッシュを300ml入りを買われてる人が多いので、半分で150mlになるので大体で入れても良いかもしれませんね。
手で揉み洗い
15分ほどつけおきしてから手洗いをします。
ダウンジャケットに空気が含まれて浮いてしまうので空気を抜きましょう。
ダウンジャケットを濡らしてしまうと汚れている箇所がわかりにくいので、濡らす前に汚れている部分を覚えておいて、汚れのキツイ部分を重点的に揉み洗いしてあげるとよいです。皮膚が一番触れる首元は皮脂も多くついて臭いの元なのでしっかり洗いましょう!
最低でも1シーズンで洗うようにしておかないと、首元が皮脂で黒ずみ洗っても取れないなんてことになるので注意しましょう。
洗濯機で「すすぎ&脱水」をする
手洗いが終わったらすすぎ&脱水をかけます。
ダウンにはたっぷり洗剤の混ざった水分が含まれていますので、すすぎ残しが無いようにギュッとつぶして水を抜きましょう。
撥水処理をしないひとは「すすぎ&脱水」をして完了で後は干すだけです。
撥水処理をする人はすすぎ&脱水が終わったら、次はダウンジャケットの撥水処理をします。
紫色の容器の「TX.ダイレクト ウォッシュイン」を使います。
撥水処理は次でご紹介しています。
洗った汚れ
結構な汚れがとれました水が濁ってます。
砂やほこりも水に含まれてました。
ダウンによっては生地の色が落ちてしまう場合もあります。
過去にこの洗剤で洗った時に、黄色いダウンジャケットが若干黄色い水っぽかったです。
TX.ダイレクト ウォッシュイン(強力撥水剤)で撥水を施した
ダウンの簡単に強力な撥水性を取り戻すことができる!
テックウォッシュで洗い「すすぎ&脱水」をかけ終わると、次はTX.ダイレクト ウォッシュインの強力撥水剤で撥水処理を行います。
ダウンジャケットは汚れを落とすことはもちろん大事ですが、「撥水処理」も同じくらい大事な作業です。秋から春までダウンジャケットを着用した際、雪やちょっとしたみぞれでも過ごせるようにダウンジャケットに撥水処理は必要不可欠なのです。
TX.ダイレクト ウォッシュインで撥水処理をした様子をご紹介いたします。
撥水処理は「手洗い」でおこないました。
ぜひ参考にしてみてください。
TX.ダイレクト ウォッシュインを浴槽に入れる
テックウォッシュで洗った後、そのまま乾燥させるなんてことはしないでしょう。
次の工程としてTX.ダイレクト ウォッシュインで強力撥水剤でダウンジャケットを撥水させます。
今回は浴槽でやりましたが、パッケージ裏にはバケツやタライ等、または洗面器に1着6Lの温水に撥水剤50mlを入れると書いてます。
その方が少量の撥水剤で済むので経済的ですよね。1着で温水6Lを浴槽に入れたら面積が広いのでちょっときついと思います。
ダウンジャケット2着の撥水処理をするので、12Lの温水に撥水剤100mlを入れてみました。
ダウンを撥水剤につける
撥水剤につけて揉みます。
みるみるうちに撥水しダウンジャケットには水滴になって弾いてます。
すさまじい撥水力ですよね。施工中から撥水するんですからNIKWAXって凄い。
手まで撥水している!
手もみしていたので、手まで水が弾いているのがお判りでしょうか?
手にロウを塗っているかのような手触りです。
洗濯機に入れる前に
10分ほど撥水剤につけたダウンジャケットをあげてみました。
次の「すすぎと脱水」の際に少しでも余計な撥水剤が残らないように、少し絞り気味で水気をとっておくとよいかもしれませんね。
洗濯機ですすぎ&脱水
厚手の1000フィルパワー以上のダウンジャケットならしっかりすすぎした方がよいと思いますが、600フィルパワーや800のダスパーカー程度なら通常のすすぎと脱水で問題ないと思います。
ちなみに、2枚のダウンジャケットはどちらも600フィルパワーです。
ダウンジャケットを乾かすために干す
乾燥機があるに越したことはありませんが、外が晴れていたので天日干しにしてみました。
半日も干しておけば乾いてしまうはずです。
手洗いして頑張ったから乾くのがちょっと楽しみです。
余った撥水剤
撥水剤の水を捨てるのがもったいないので折り畳み傘を撥水処理してみました。
これで撥水してくれることでしょう。
乾いたダウンジャケットの様子
汚れていたダウンはかなり汚れもとれて満足!
洗濯&撥水処理が終わり乾燥させたダウンをのせてみました。
2着のダウンは予想よりも汚れはしっかりとれていて大満足です!
ブルーのダウンジャケット
3年着ているダウンジャケットです。
テカテカした汚れになっていたので、とれない汚れじゃないかと思ってました。洗って乾燥させてみると、テカテカは無くなり黒ずみも消えて驚きました。
気になるウェスト周りの内側の黒ずみも取れました。
デニムを履くので色がつきやすく、デニムの色はとれにくいと思ってましたがキレイになっています。
イエローのダウンジャケット
8年着ているダウンジャケットです。
いつ捨ててもいいダウンでしたが、一応洗ってみたらかなりきれいになり驚きました。
ウェスト周りの内側はデニムの色がついたり、外側はモノやバッグ、手など擦れる場所なので汚れやすい個所です。
洗ってみるとほとんと汚れがとれていて8年使っている汚れを感じさせません。まだまだキャンプや倉庫整理の時に活躍してくれそうです。
袖はすすのような黒ずみがあるので、完全に取れると思ってませんが、思ったよりも汚れが落ちていて驚きです。
ニクワックス(NIKWAX)でダウンを洗濯して撥水効果!パタゴニアの汚れは落ちた?まとめ
ダウンの洗濯と撥水をしてみましたが参考になったでしょうか?
高額なクリーニングに頼むより、ニクワックス(NIKWAX)を買って自分でやった方が、安いし意外にきれいになるし撥水もできちゃいます。
ダウンジャケット1~2着なら買った洗剤と撥水剤で2回使えるので、コスト的に1回の洗濯&撥水で1,000円位といったところです。
「洗剤」と「撥水剤」はセットと考えた方がいいです。
ダウンジャケットはパタゴニアしか買わないですが、今回で改めて丈夫で長持ちすることがわかりました。持ってない人はぜひ1着買ってみてはいかがですか?