形が似てるから同じ虫かと思ったけどよく見たら違う虫ですね
並んでみるならまだしも、単体で見ると全く見分けがつきません。
日常生活で困ることはまずないとは思いますが、一度見分けをつけ記憶の片隅においとけば、違いは明白なので忘れることはないと思います。
「ワラジムシ」と「ダンゴムシ」の違いって皆さんお分かりですか?
わからない人のために今回は「ワラジムシ」と「ダンゴムシ」の違いを順にご紹介していきたいと思います。
ワラジムシの生態
ワラジムシは誤解されやすい無害な昆虫
ワラジムシはダンゴムシと見た目も生活環境もとても似た生き物です。
ワラジムシは甲殻類の仲間で昆虫の仲間ではありません。
世界には1500種類以上もいて、その内日本に生息しているものだけでも100種類以上いるんです。海岸に行くとよく見かける「フナムシ」も実はワラジムシの仲間なんですよ!
ダンゴムシ同様、枯葉などを有機物に分解して土壌を豊かにする役割を担ってます。ワラジムシは生きている植物などあまり食べないので、ダンゴムシと違って害虫のような悪いことはしません。
虫嫌いの人から見たりすると、見た目は「気持ち悪い」かもしれませんが、奴らは無害なので駆除せずそっとしておいてあげた方がいいです。
家にいた場合は、ティッシュなどで捕まえて外に逃がしてあげるといいかもしれませんね。
古い家で1階に住んでいる方は、ワラジムシを見ることありませんか?
数日留守にしていると、日当たりの良い場所で干からびて死んでいるんですよね。昔ばあちゃんの家でその光景を見たことがあります。
虫が嫌いな人には気持ち悪いかもしれませんが、古い家の1階にはこうした虫が時々現れるんです。
ダンゴムシの生態
ダンゴムシは植物をかじってしまう害虫
ダンゴムシって全世界に生息しているんです。日本でも庭や畑など様々な場所で見つけることができます。当たり前にいるダンゴムシですが元々は日本には生息していなくて明治時代に船の積み荷と一緒にやってきたと言われているんです。
ダンゴムシも昆虫の仲間ではなくエビやカニ同様の甲殻類です。
海には「ダイオウグソクムシ」というダンゴムシが巨大化したような奴がいるので甲殻類と言われれば納得してしまいます。
ダンゴムシは雑食で雑草や落ち葉、動物の死骸なども食べてしまいます。
これらの有機物を分解して土壌を豊かにすることから「自然界の分解者」呼ばれています。
土壌を柔らかくするまでは、ダンゴムシやるな!と思うかもしれませんが、その生態から、ガーデニングや家庭菜園などで育てた植物をかじってしまうため多額の損害が出ることもあるようです。そのために害獣として駆除されてしまうんです。
ダンゴムシが害虫だなんて想像できませんよね。
部屋に飾っておけば気持ち悪いこと間違いなし!
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ワラジムシとダンゴムシの違いって?
彼らの違いを見分ける方法があります
それは、
ダンゴムシは「触ると丸くなる」
ワラジムシは「触っても丸くならない」
名前の由来通りダンゴムシは丸くなることができ、ワラジムシは丸くなれません。
これだけ覚えておけば、これからは判断が付くんじゃないでしょうか?
ワラジムシとダンゴムシの違いが判る動画がありますのでぜひ観てください!
ワラジムシは名前の通り、ワラジのような平べったい体をしています。頭とお尻が少し狭まった形をしています。
それに対してダンゴムシは、丸みと高さがのあるドーム型の体型をしています。
・動きが素早く一目散にげるのがワラジムシ!
・動きが遅く逃げ遅れるのがダンゴムシ!
これだけ知っていればどちらも見分けることが可能だと思います。
今までの生活で必要性が無かったと思いますが、これからもワラジムシとダンゴムシを見分けないといけない状況にならないと思いますが、知識として覚えておいてください。
ワラジムシとダンゴムシのまとめ
ワラジムシとダンゴムシについていかがでしたでしょうか?
彼らは外見的にも似ていますが、見た目の特徴を理解することができレば違いはわかると思います。
そして大きな違いは「ダンゴムシは害虫」で「ワラジムシは無害」という点です。
これはかなり大きな違いです。
その辺を理解して今後見かけたら対応したらよいかもしれませんね。