最大料金の仕組みを理解しないと高額請求!コインパーキングの罠
車で買い物に出かけ、駐車するスペースが無い場合、有料のコインパーキングに駐車することってありますよね。
コインパーキングに停める際、看板に表示されている時間と料金程度しか見ないですよね?料金以外はあまり気にしていないかと思います。
どうせ止めるなら少しでも安いところに駐車したいと思い、パーキング探しでぐるっと周辺を走ってるときには、看板をみて30分いくらとか、1時間いくらという値段の表示を見比べて駐車するかと思います。
看板をよく見ると最大料金って表示があるのをご存知でしょうか?
「1日最大〇〇円」や「12時間最大〇〇円」なんて記載されてます。
最大料金とは、長時間利用する人にとってはとても魅力的な料金システムですよね。しかしこの最大料金の意味とコインパーキングの料金のからくりについて知らないと、後に大きな損をすることになるかもしれません。
パット見の安さで駐車するパーキングを決めて気軽に駐車してしまうと、予想外の最大料金以上の請求になってびっくりしてしまうのです。
そこでコインパーキングの最大料金の意味や仕組みについてご解説していきます。
これを知って今後、表示の罠に引っかからないようにしましょう。
コインパーキングの最大料金はわかりづらい!勘違いで高い駐車料金を払う!
最大料金とは?
よく見かける「当日最大〇〇円 24時間以内最大〇〇円」
上記のような表示を普通に解釈すると、最大料金が決まって24時間以内に出庫すればこれ以上料金がかからないと思いますよね。
実際にそう思ってる人が多く、出庫の際に最大料金以上の料金が精算機で表示され驚いてしまい、トラブルになるケースが多くあるようです。
一般的に正しい日本語的に解釈するのであれば、24時間最大料金〇〇円と書いてあるんだから、24時間以内に出庫すればそれ以上の料金はかからないと考えてしまいます。しかし、最大料金で利用できるのは、コインパーキングならではの特殊な仕組みという闇が関係しているのです。
次で2つの例をとってご説明いたします。
最大料金の2つの例
どちらも60分100円当日24時まで最大1,000円という料金体系と仮定
※2日に渡る場合翌日分は最大料金が適用されません。
最大料金が適用される例
- パーキングに駐車したAさんの場合
【入庫時間】本日7時~23時まで利用
7時から駐車すると60分ごとに100円かかります。
17時まで駐車すると10時間(600分)なので1,000円に達します。
最大料金1000円の駐車場なので、1000円になったところでメーターは一旦止まります。
そしてAさんが出庫するので精算機で利用料金を確認すると駐車料金は1,000円でした。
駐車場は当日24時までが最大料金適応。ですからAさんの場合は当日23時に出庫しているので最大料金が適用されます。
【Aさんの利用料金】
本日7時~23時の24時まで最大料金適用され合計1,000円となります。
最大料金以上に請求される例
- パーキングに駐車したBさんの場合
【入庫時間】本日7時~翌日19時まで利用
7時から駐車すると60分ごとに100円かかります。
17時まで駐車すると10時間(600分)なので1,000円に達します。
最大料金1000円の駐車場なので、1000円になったところでメーターは一旦止まります。
Bさんの出庫予定は翌日なので、19時以降も駐車し続け24時までは最大1,000円ですが出庫せずにそのまま駐車しますので、再びメーターは回り始めます。
0時~19時までは19時間ありますので、60分100円ですから1,900円の料金が加算されます。
「注意書き」には翌日分は最大料金にならないと記載されているので通常料金が加算。2日に渡り駐車場を利用する場合は、1日のみ最大料金が適応されるところが多いです。
【Bさんの利用料金】
前日の最大料金:1,000円+翌日通常料金:19時間1,900円の合計2,900円となります。
最大料金の表示には注意しよう!
「最大料金」と表示されているのに、、駐車料金を多く請求される場合は、利用者が見落としている場合があります。
実際、そんな注意書き見てないと思うかもしれませんが、注意書きは小さい文字や目立たなくしてる場合が多く、看板をぱっと見すると「最大料金」だけが目に入るようなサイズにしています。
とはいうものの、結局は見落とす利用者に落ち度があるということになります。
注意書きとして書いてる文章には、必ず時間指定などで書かれています。
- 当日24時まで
- 駐車後24時間以内
- 2日にわたる場合は前日のみ最大料金適応
- 〇時~〇時までは最大料金適応など
上記のような注意書きは表示しないと違法なので、どこかには必ず記載されています。
コインパーキングを利用する際は、ご紹介した注意書きをしっかり確認してから利用しないと長時間駐車した時に最大料金以上のお金を請求されてしまうことがあります。
長時間利用し莫大な駐車料金が発生した場合は、運営会社へ料金交渉をしたらよいかも知れません。