知っておく損をしない?卵の保存の知識を深めよう!
特に一人暮らしに言えることかもしれませんが、生卵って大体10玉入りで売られており、使いきれずに冷蔵庫の中にそのままになってしまってることってありますよね。
何か食べようと冷蔵庫の中を探し、卵を見つけこの玉子って1ヵ月前から冷蔵庫に入ってたんだけど、食べられるのだろうか?なんて思ったことありませんか?
冷蔵庫で生卵を保存すると何日間保存して大丈夫なんだろう?
冷蔵庫に入って冷やしていたから、加熱処理したら食べられるんじゃないの?
冷蔵庫に冷やしているタマゴの事って案外に知らないことばかりです。
生卵の賞味期限や冷蔵庫に入れた時の賞味期限などタマゴについてご解説していきます。
賞味期限と消費期限の表示の意味
2つの表示の違いで大きく変わる!何日保存ができるか知っておこう
賞味期限と消費期限の違いはわかりますか?
食品に必ず表示されていますが、2つの違いはご存知でしょうか?
2つの違いをしっかり理解しましょう!
賞味期限
賞味期限とは「開封していない状態」や商品に表示された保存状態で保存した場合に、その速品がおいしく食べられる期間の事を差します。
賞味期限の場合は、印字されている日にちまでに食べきることが、その食品を一番良い状態で食べることのできる期間です。
ですから、賞味期限が切れたからと言ってその食品が食べられなくなるというわけではありません。賞味期限の場合は、食品劣化が遅めで、保存できる期間が長いものにつけられている場合が多いです。
賞味期限の表示がされているもので言えば「お菓子」に印字されている場合が多いです。
今回ご紹介するタマゴも「賞味期限」が印字されています。
消費期限
消費期限とは、「開封していない状態」や商品に表示された保存乗田いで保存した場合に、その食品が安全に食べられる期間の事です。
賞味期限と違い、「安全」ということなので、印字された日を超えて食すると、健康上何が起こるわからないので、食べるのはやめた方がよいです。
消費期限は食品劣化が早く、保存期間も短いものに表示されています。
消費期限の表示がされている食品例「弁当やサンドイッチ」「惣菜」などが多いです。
生卵の賞味期限
夏と冬では産卵後の期間に差があるので生卵で食べる場合は要注意!
生卵には賞味期限がありますが、サルモネラ菌に汚染されない状態で保存できる期間として賞味期限が定められています。
卵の賞味期限
- 夏期間(7~9月)産卵後から2~3週間以内
- 冬期間(12~3月)産卵後から2ケ月以内
スーパーで売られている卵は業者によって、年間通して2週間以内と賞味期限が決められている場合が多い。
生卵を冷蔵庫に入れた時の賞味期限
季節によって賞味期限が変わってしまう卵ですが、実際に売られているものは、いつ産卵でパック詰めされたかわかりません。
卵のパックに表示されている賞味期限は2週間なので、その期限内に食べるのが良いとされていますが、生卵として食べるのなら、夏場は期限内になるべく食するようにして、冬場なら+2~3週間以内に冷蔵庫で保存していたのなら大丈夫と考えてもよさそうですね。
賞味期限から1ヶ月過ぎていても食べることはできます。
ただし卵に変化のない状態のものに限ります。
あまりにも賞味期限を過ぎてしまった場合は、必ず加熱して食べるようにしましょう。
賞味期限を過ぎた生卵は加熱したら食べられる?
賞味期限が過ぎたあたりからサルモネラ菌が増殖を始める
サルモネラ菌は熱に弱いので、一定時間加熱すると菌は死滅します。
加熱する時間は70度以上で1分以上が目安。
通常の料理で使用する場合は、ガスで1分以上加熱していると思いますので、サルモネラ菌の殺菌条件は満たしているはずです。火をしっかり通して食べましょう!
半熟卵も熱湯につけている時間は長いですが、卵は生なので食べない方が良いでしょう。
食べてはいけないタマゴの状態
加熱したからと言って100%問題ないわけではありません。以下のような状態の卵なら食べるのはやめましょう。
- 白身の色が変色している
- 君の形がいつもと違う
- タマゴの殻にヒビが入っている
いつもと違う状態の卵で異変があった場合は、加熱しても食べられません。
賞味期限を過ぎても1~2週間以内にとどめておいた方が安全ですね。
たかが卵ですが、食あたりを起こすと大変なことになり、食中毒では重症な部類に入るほどです。消費期限を守って新鮮な卵を食べるようにしましょう。